リスフラン靭帯損傷

リスフラン靭帯損傷

足先を引っ掛けて転び、ひどい捻挫をした。甲が腫れたのは大分取れたが、足先に体重を掛けると、甲がまだ痛い。足を握られると痛む。

リスフラン靭帯は内側楔状骨前外側と第2中足骨基部内側を斜めに結ぶ靭帯である。リスフラン靭帯の名称さえ知られていないので、リスフラン靭帯損傷は単なる捻挫として見過ごされ、頑固な捻挫として扱われることが多い。過底屈位で体重が乗り、足先からの外力で断裂する。荷重位、特に踏み返しや着地で、足の甲の部分に痛みを生じる。局所の圧痛、第1中足骨の底背屈、内外転内外旋強制での運動痛があり、中足部を握って圧迫すると痛むのが特徴的である。リスフラン靭帯損傷を知っていれば受傷機転と長引く特徴的な疼痛から診断するのは難しくない。両側の荷重位、非荷重位の足部正面X線写真を撮る。第1、第2中足骨基部の間隔が腱側に比して大きく、荷重位での同間隙の変化が腱側に比して大きい。内側、中間楔状骨間が拡大していれば、楔状骨間靭帯も断裂している。初期に診断がつけば、非荷重ギプス固定を3週、さらに歩行ギプスで3週固定するその後。、6週~12週、アーチサポートを装用する。徒手整復は難しく、外固定で維持するのも困難なので、最初から間隔が広い症例は、中空螺子を使って、透視下に経皮的に内側楔状骨と第2中足骨基部を内固定する。3ヶ月しても疼痛が強い症例は、第1~2中足骨基部間、第1~2楔状骨間に骨移植を行い、観血的に関節固定する

(参考文献:足のクリニック)