踵骨骨端症(シェーバー病)

踵骨骨端症(シェーバー病)

小学校で長距離走が始まってから、踵後を痛がる。

幼少児は、運動後に踵の後下方の痛みを訴えることが多い。X線写真を撮ると、踵骨後方の骨端核に硬化像や分節像を見ることがある。これを、踵骨の骨端症としてシェーバー病と呼んでいた。この骨端核は6~7歳で出現し、16~18歳で踵骨体部と癒合する。この間、種々の像を呈するが、硬化像や分節像があってもまったく無症状のことが多い。原因としては、アキレス腱の過牽引、急激すぎる成長、踵への衝撃など種々の説があるが明らかではない。これらの像が病的な像なのか,単なる成長過程のものなのかは不明である。したがって保存療法としては局所の安静や温熱療法を行い、靴の踵を高くしたり、クッション材を敷いて踵をストレスから保護する程度でよい。予後は良好で機能障害を残すことはないので、穿孔術などの手術の必要はない。

(参考文献:足のクリニック)